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2020/09/26
公開から二週間が経ちました。一ヵ月くらいのほうがキリが良いのですが、公開直後どころか制作中も反省会を催したくてウズウズしていたので、前倒しで毎度恒例の、公開したゲームに関する自分の一人反省会を開催します。イエーイ。ネタバレ配慮するつもりですが、絶妙なところで何かが漏れ出すかもしれません。すみません。でも活き活きと振り返って、思考を整理しておきたいです。

当初は横スクロール(習作)と言いながら、ほぼ見切り発車で作ってた気がするのですが、今そのことを振り返るとただの狂気でしかありませんね。制作期間三年だぞ……こんなスケールのでかい習作があってたまるか……。
ひとまず、横スクロールのADVを作るのは初めてのことなので、この断片思想を作ることで、今後また横スクを作るかどうかの自分との相性の実験もしていました。ただ、結果的には惨敗でした。私には無理だ……私の能力では横スクの特性を活かしきることができないようだ……。

まず反省点で、横スクロールの魅力を引き出せなかったと、己の技術不足をヒシヒシと感じています。横スクといえば多重スクロールですが、私の技術ではそれを実装することができませんでした。別の角度で横スクロールならではのアクションやギミック要素を取り入れてみましたが、ちょっと自分でも苦し紛れな技法な感じがしています。努力して取り入れたつもりですが、うーん、しかしまだなんとか及第点だろうか。
次に、見切り発車で盛り込んだシステムが終盤まで不安定だったところです。体力が減少していくと画面内に変異が訪れるシステム、あれをもうちょっと良いかんじに活かせたのではないのだろうかと唸っている。序盤は頑張ったが、それ以降は少しこのシステムが必須なものなのかどうかと首をグネグネ動かしていた。「コイツも必要なヤツなんだよオ! 活躍させてやってくれ!」という温情で一部の重要なイベントなどで、どうにか息を吹き返せた気はする。

シナリオに関しては、今作限りは自分の好きなように野放しにさせて自由に作ることを優先にしていました。話が纏まるか纏まらないか、分かりやすいか分かりにくいか、幸せな結末か不幸な結末か。それらを演出含めて全部誰への配慮もなしに、好き放題にねじ込んで作った記憶があります。自分の中の重い物と決着をつけて、引きずり落として浄化する作業みたいなものなので、そこまでフレンドリーな作りにはなっていないと思われます。
グラフィックに惹かれて目を輝かせてきた人を、遠心分離機にかけて振り落としている気がする。期待してこられた方、本当にすみません……。でも、ドット絵が綺麗でシナリオもわかりやすくシンプルで、ほのぼのチックだったりゲーム性があって楽しいものは探せば他にもたくさんあると思うので、どうぞそちらに足を運んでください。それらの役割は他の制作者さんがしてくれるだろうと任せて、自分は心置きなくこれからもおそらく、自由気ままに作っていくことだろうと思います。

逆に個人的によくできたと思っているところ。歩行動作の挙動。譲れなかった。多少モッタリしてでも譲れなかった。滑らかにキャラクターを反転させたり、とにかくキャラクター単身での息遣いを感じてほしかったんだ……それは単なる指人形や駒ではなくて、きちんとそこにいるという実感を持てるような息遣いを。
他、本棚も大変好き放題にさせてもらいましたし、実装出来てとても満足しています。処女作からずっと「読みゲー」ということを恐れて、テキストでの会話のやり取りを少なめにしたり、読み物を出さないように我慢していたので、今作では大爆発して本棚モリモリのテキストもモリモリにしています。モリモリモリモリ……。実況者さんには大変苦行になると思う(というより、一部拝見したところ喉にダメージを食らっている犠牲者もいた)ので、相当の覚悟を持ってプレイするか、朗読しないで進むか、適宜カットしたりしてほしいと、心密かに喉を潰されませんようにと祈ってる……。

ひとまずはこれくらいでしょうか。一人反省会は閉幕です。

■他の整理整頓
しばらくは進捗報告をFANBOXに集中させていたので、普段のことも喋らないし、何度か雑記の存在意義とはと首を傾げることがありました。内容が重複していることが多いですし……。使い分けが上手くできていない気もする。
雑記の利点としては、記事がすぐに流れたりしないで固定されていることですね。あと、自分的には実家のような安心感がある。だがしかし、HTMLとCSSのみといった、ろくな組み立て方をしていないので、不必要なところで時間を浪費したり、不便な使い方をしている節が大いにある。それを思うと、素直にFANBOXに一本化したほうがいいのかなあと考えたりもします。活動場所が複数あると、情報の差異があったときに戸惑いがありますし、自分自身もどちらの場所でどちらの情報を開示したのかが把握しにくい点がある。
日常的な会話も年々なくなってきて、日々制作や創作の話のことばかり報告しているので、お引っ越しを考えるのも良いかもしれませんね。うーん。だけど自サイトの魅力は抗いがたい……。自分専用にカスタマイズできるし、自分専用の住み心地の良い安全基地でもある……。考えが纏まらないので保留にしておこう。

ゲームの公開場所の思案。内々で公開するとき、アップローダーさんをお借りしてましたが、今作みたいに巨大な容量になると上限ゆえに利用できないことがある。また、DLまでのステップも考えると、ちょっとだけ長い。
BOOTHは、すぐに最新verに差し替えをできるが、PixivIDを持っていない人はDLできないようだ……。
処女作からちょくちょくお世話になってるふりーむさんでは、誰でもDLできるし、おそらく閲覧者も多いような気がする。制作者をフォローすれば、新着や更新のチェックをできるという機能もある。しかし、進行不能バグが起きた際に、最新verに切り替えられるまで時間がかかるので、その間はただただ「ああ、バグが残ったままの旧ファイルがDLされてゆく……」と最新verに差し替えられるまで絶望の顔をして眠れなくなる支障があったりする。
PixivFANBOXは、最新verの反映が早く、その上IDを取得していない外部の人でもDLはできる。上記と比較して、DL数が見れないというものがあるけれど、特にそういうのは気にしていないので問題はない。アップデートする容量の問題も、クリアしている。

自分の作品を多くの人に遊んでほしいという欲もそんなになくて、たまたま知って、たまたま気に入った人が、それぞれ共有して楽しんでくれたらいいなあと思っています。
自分自身、創作すること自体がとても楽しいので、誰からも見向きもされずとも黙々と作っているような気がします。
また纏まってませんね。相変わらず纏めるのがダメ……。

Twitterは、これからも変わらず黙々と何らかの告知をする義務的なアカウントです。重要そうな情報だけ選別して告知します(こういう単なる思考整理の雑記は告知しない)。個人アカのほうは、鍛錬でドット絵とかイラストとか描きたいものですが、それもまた気が向いたときだろうなあ。
雑記は色々と見返したい人がいるかもしれないので、ログは残したままになると思います。こういった支離滅裂な思考整理や、重大な発表のときくらいに更新する程度でしょうか。進捗報告や大雑把な進み具合なら、FANBOXで事足りそうな気がしています。全体公開の記事であれば、IDとか何も持たずとも誰でも無料で読めるのでどうぞ。昔の記事を読むのはちょっと難しそうなので、その辺りは自分も見やすいように整理してみます。
ゲーム自体も、そこまで知れ渡らなくてもいいや~と思ってるので、FANBOXの記事内に設置して、Twitterで軽く告知する程度で満足するかもしれませんね。ちょっとそういった傾向で様子見してみます。
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