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2021/01/06

私の所ではようやく年が明けました。おめでとうございます。今年もひそやかに創作活動をしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ふと「2020年、雑記で挨拶したかな~?」と振り返ってみたら、なんの音沙汰もなく、挨拶すっ飛ばして公開のお知らせをしてましたね。そんな去年2020年の目標は「断片思想の完成」でしたので、どうにかこうにか達成はできました。ありがたや、ありがたや……。
2021年の目標は、ひとまずは「朱を灯し」の完成と「開発秘話のPDF配布」としています。あとは今後のために、もうちょっと丁寧に頑張ってイラストやデザインの勉強をしておきたい。個人的に、良いかんじの絵が描けたら嬉しいのもある。

■雑記
何か話そうと思って頭の中でかき混ぜていた思考を取り出そうと試みるも、相も変わらず出てくる言葉は虚無の自己主張苦手人間です。こんにゃろー、ちくしょうめ!
どうしても冗長になってしまうので、一つずつ簡潔にしたい。

●拍手
まず、TOPページに設置している拍手のこと。前回の記事を書いていて「何か忘れてる気がするな?」と思った話題でした。
ひっそりと設置したものですが、何度かパチパチと押していただいてありがとうございます。基本的に返信はできませんが、いただいたコメントはすべて読んでいます。ありがとう……ありがとう……。
拍手絵も、あのとき仮で設置した1枚の落書きのみで2年が経ってしまった……。今年は色々と時間が取れると思うので、イラストの鍛錬をして拍手絵のバリエーションを多めに用意したいです。

●悩み
31日の彼を公開した2013年から、ずっと続いていた悩み。年を経るにつれて悩みの濃さが増していき、いよいよ潰されそうになり、最近ようやくその悩みと和解しつつあるので備忘録も兼ねて綴っておきます。
物語の結末を「必ずハッピーエンドにしなければならない」と苦しんできました。またそれに加えて「話を簡潔に分かりやすくしなければならない」といったものもありました。初めのうちは「もうちょっとこうしたいな」という願望だったものが、最近では「~しなければならない」という義務感が強くなり、作ることの楽しみよりも苦しみが上回るようになっていました。
自分の中でずっと「世間が求める理想のゲーム像を、目標として作らなければならない」と、縛られていたように思います。そうでなければ、誰にも受け入れられないと思い込んでいました。

自分の作品に自信があると思っていたのですが、上記のように苦しんでいるということは、それもまたちょっと違うのかもしれない。「誰にでも自分の作品を推し勧めることができるか」と問われれば、「プレイヤーは理想のゲーム像を望んでいるだろう」といった思考が内側にあるので、おそらく首を横に振ることが多いと思います。ただ、「こういった系のゲームが好きな人なら勧められるか」という狭めた問いなら、力強く頷くことだろう。自分で書いておいてなんですが、「自信」って一つの対象に向かっての大きなくくりでの概念ではなく、向かう対象によって割合が変化するものなんですね。ほわ~~~~。

話を戻して。「ハッピーエンドを求める層」「大衆全般」に向けての自信は著しくないですが、「こういったゲームが好きな人」になら満足していただけるという自信はあることに気付きました。そして、無理に前者になろうとしなくてもいいということにも気が付きました。
私自身、私の作品が好きです。複雑な物語であったり、苦しみが濃厚であるところや、やり切れない思いが残留しているところも含めて。自作品を好きだと言ってくれる方々もいて、ありがたいと思うと同時に、「自分が作りたいという思いを大事に持ち続けても良いんだ」と、心強くもありました。
遠く離れた理想を追い求めるのではなく、見てくださっている方々にきちんと目を向けて向き合って、自分の信じる道を進もうと思いました。貰って嬉しかった感想は、たとえ送られたのが一度きりでも、何度読み返しても嬉しくなる物凄い贈物です。ありがとうございます。今年も色々とよろしくお願いします。
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