バグ報告をいただいたので、ver1.01にアップしました。報告ありがとうございます。
伝書鳩イベントのときに決定キーを連打してメッセージを飛ばすと、キャラクターの向きが固定されたままになる不具合です。怖い本を読んだ後のシビィがなりやすいので、修正前の方はお気を付けください。

■小話
さて、公開から一ヶ月も過ぎたので作品に関する小話でも。他、没になったモノなど。
当初は家の中だけでなく、もっと探索できる場所を作る予定でした。外に出て聞き込みをしたり、殺人犯に殺されかけたり。他にもギミックを練っていたのですが、あまり息抜き用なのに勢いをつけて作り込みすぎてもダメだと考えなおし、一つのマップ内に小ぢんまりと仕上げることになりました。

あとは自分の苦手分野や新しい手法に挑戦しようと、アニメーションをつけたり、スチルを描いたり、BGMで場の空気をバンバンつけたり。
そしてこれは没になったのですが、おまけ部屋も作ろうかとも思っていました。が、期限内にできないだろうことと、わざわざ作るほど何かがあるわけでもなしにと、完成間近で没にした覚えがあります。
代わりに31日の彼に使っていた「ED回収ごとにタイトル画面が愉快になる」ネタを流用しました。EDリストも用意してはいるのですが、文章だけでなく、回収後にタイトルへ戻ったときにも何か変化があればワクワクしながら回収できるだろうなあと思ってのことです。どうせED回収するなら、強迫観念に追われてではなく、楽しみを追い求めて回収したいぜ。

■設定裏話
【シビィ】
比較的裕福な家庭育ち。「聖○○学園」みたいな学校に通っているはず。規律が厳しいので、身だしなみはきっちり、言葉は綺麗に、相手に敬意を持って……とか、色々と規則がありそうです。
中でも他の学校と比べて特徴的な規則が「卒業するまで髪を切らないこと」。卒業後に髪を切り、溜め込んでいた邪気を落とすことで、ようやく「一人の権利者」として扱われるようになる。通称「かみおろし」。髪下ろしとでも神降ろしとでも汲み取れるようひらがなで。

なので在学中は、髪を切らないまま伸ばしっぱなしなので、シビィも一見女の子らしくなってます。姉のビャクもそこの学校に在学していました。

【ビャク】
企画段階では彼女が主人公になるつもりでした。彼女自身も「サンタ」の存在を知らず、弟と一緒に探してました。
上記に記している通り、シビィと同じ学校に過去通っていたのですが、彼女の性格上「髪長いのうっとうしいから切らせろ」と退学処分を食らっていたかもしれないifの世界がありました。さすがにそこまでグレてたらマズいなと思い、その設定も没に。おそらく外見に反して優等生として評価されていたと思う。

【ニコライ】
彼の名前は結構最後までフラフラしていた。ガッツリクリスマスネタとして名前を扱うつもりでサンタの由来の名前をもじって、初めは「ニコル」と表記していたのですが、「そういえば、テレビで同名の人がいたような……？」と気が付いて「ニコライ」に変更。語感的に「ニコラス」も結構好きだったのですが、自分の頭の中で「ニコラス・ケイジ」と被ってしまうのでこれも没。名前の影響力からくる性格容姿の変動は凄まじいものよ。

■ボツになったモノ

メニュー画面の驚き表情のシビィ。使う場面がなかったので、どうぞ煮るなり焼くなり観察するなり好きにしてやってください。

２月初頭から開始した「３作（31日の彼/記憶の檻/辻褄合わせの話し言葉）のうちで好きなキャラクターは？（複数投票可）」の、アンケートの結果は以下の通りです。
始めた当初は十票もあれば十分としておこうと控えめに考えてたのですが、それを遥かに上回る投票数でびっくりです。改めて投票していただいた方々、ありがとうございました！

それでは、つらつらと所感を並べていきます。

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≪ミヤ：２７票（1位）≫
「ああ、そういえばお前さん主人公枠でしたな」と、最新作にも関わらずすっかり忘れていました。すまん。

猫みたいに掴みどころのない言動が好評な彼ですが、皮肉にもその成り立ちは「悩み事を考えすぎないよう抑制した結果」の代物なんですね。彼なりに前向きになろうと、努めてポジティブなボケをバンバン思いつくままに吐き出してます。
考え込みそうになったり、ネガティブ思考に陥りかけたら「分からないことは分からないままにしよう」と自分に言い聞かせてスイッチを切り替えてます。

ボケっぱなしで野放しにされてきたので、トウさんが初見でツッコミを容赦なく入れてくれたときはかなり喜んだ模様。彼との会話を結構楽しんでると思う。

≪トウ：２４票（2位）≫
「ああ、そういえばお前さんも主人公枠」その２の彼。最新作は記憶から遠ざけられる呪いにかかってるみたいだ。すまん。

ほとんどの票数は最初から最後まで、この二人が先走ってた気がする。ミヤが独走して、トウさんがその後ろを三歩下がってついていく形でした。良い父親のみならず、良き妻にもなれそうだ。

コメントはトウさんが一番多かったです。不甲斐ないお父さんですが、今後も温かい目で見守ってあげてください。

≪シアバラ：２１票（3位）≫
個人的に意外な票数を獲得したものだなと思うキャラである。
ほぼほぼ会話という会話をしない終始謎な人物なのですが、やはりプレイヤーと共に長く連れ添う操作キャラだからでしょうか。主人公キャラは強い。

設定自体も非常に複雑で「シアバラの体を別の人物の魂が操っていて、シアバラの魂は既に消滅している」とか、処女作に何を奇妙なトリックをぶち込んでしまったものかと唸りを上げる。シアバラの中の人の謎は、いつか何かしらの形で解明させたい。シレイリア教と密接な関係があります。

≪シトシタ：１７票（4位）≫
公開後のシトシタの反響に、かなりの戸惑いを覚えたのは今では懐かしい思い出です。主人公らに続いて上位に食い込んでくる今もちょっと戸惑ってます。

純粋無垢な子なので、どうぞ可愛がってやってください。抱き枕にもできます。ちょっと油臭いのと燃えやすいのが欠点です。

≪ロナ：１５票（5位）≫
気が付いたらみんなのお姉さん的存在になっていたロナ。トウさんほどではないにしろ、色々と文句を言いつつ世話を焼いてくれそう。
今考えると、女性キャラでメインの位置に立ってるのはロナくらいか……？

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この上位五人、少年・青年・性別不詳・人外・女性と、見事にバラバラなのが面白い。
下記からざっくりとしたその他の方々を一気に公表。

≪ロノ：５票（6位）≫
≪セダリ：４票（7位タイ）≫
≪イレネオ（偽物）：４票（7位タイ）≫
≪コハル：４票（7位タイ）≫
≪アルマージュ：３票（8位）≫
≪ドーラル：２票（9位）≫
≪イレネオ（本物）：１票（10位タイ）≫
≪スズヤ：１票（10位タイ）≫
≪その他（世界観など）：１票（10位タイ）≫

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結果は以上のようなものになりました。改めて、投票してくださりありがとうございました。０票出るかな？　とワクワクしてたのですが、どなたかお優しい方が均一にしてくださったようです。どうもありがとうございます。

投票結果から、好感が持てるのは「主人公」もしくは「主人公とよく会話を交わす主要人物」という、文字に起こすと当たり前のような結論が出てきました。まあ、登場人物が少ないから致し方がない。

次の作品は主要人物が暫定９人くらい出てきそうな気がするので、どうなるのか気になるところです。全員女子なわけですが。

■返信
≫Re:tella　さん
黒時さんのゲームは31日の彼をプレイして以来、すっかりはまってときどきHPも見ています。
メリー・メリーも一気にエンディングコンプしました！ちょっとブラックなところにはにやりとしつつ、とてもほのぼのしていて温かくなる作品でした。姉弟とってもかわいかったです！

31日の彼からメリー・メリーまで、どうも長い間プレイしていただきありがとうございます！　HPにも訪問していただいてるようで、うれしい限りです。
雑記ですらあまり更新しない場所ですが、これからもどうぞ気長に、気が向きましたときに足を運んでいただけると幸いです。

なんとか３月中に完成しました。クリスマス用に作っていたゲームです。
「さくっと終わるだろう」と思って時間を計ってみたら３０分ほどのプレイ時間になってました。なぜだ。予想では１０分そこらな気分だったんですが。

肩の力を抜きまくって、本来なら手をつけないようなことも挑戦的にしてみよう、と思っていろいろと実験的に突っ込んでますので、プレイヤーの方々も脱力しきった状態でどうぞプレイしてください。当作品にありがちなジメジメした要素は全部取っ払ってるのでさっぱりした出来上がりになってると思います。……そう信じたい。

さて、公開も無事完了できたしで、アンケートのほうも撤収します。投票していただいた方々、どうもありがとうございました！　アンケート結果はのちほど開票掲載いたします。
それにしても、自分が予想していなかったキャラが上位に食い込んでいたりして、見ていてびっくりしました。コメントもちらほらいただきまして、感謝感謝です。